静岡茶の始祖と伝わる「聖一国師」の墓碑。
静岡市の栃沢に生まれ、33歳で宋に渡り修行。茶の実を持ち帰って足久保の地に栽培したのが静岡茶の起こりだそうです。また京都に東福寺を開き、日本で最初の国師号を与えられた偉いお坊様のお墓。
相渕のつり橋を過ぎ、蕨野に入ると右へ曲がるカーブのところに「聖一国師の墓碑」の看板が左に見えます。そこから右へ伸びる坂道へ登るとすぐに、無人の寺院「回春院」が現れます。
お堂を右に見て、進むとお地蔵様の横に「聖一国師」の文字を発見。
石段を登り左の奥へ進むと、茂みの中に古い墓石がひっそり。茂った木々と、石に這うコケで、よ~く見ないと読めませんが、しっかりと「聖一国師」の文字が刻まれています。
【回春院】
静岡市葵区蕨野
JR静岡駅から車で40分、新東名「新静岡IC」から車で20分ほど
駐車場4~5台程度
※無人寺院で、地元檀家さんのお墓もあります。マナーを守って見学 しましょう。