オクシズといえば、豊かな自然はもちろんのこと、地域特有の伝統や風習・祭事などが大切に受け継がれているのもオクシズの特徴です。
その中で、今回は、国の重要無形民族文化財にも指定されております、有東木の盆踊りをご紹介いたします。
有東木は、市街地から安倍街道を北上し、梅ヶ島地区に差し掛かる手前で右に曲がり、更に山道をさかのぼったところにあります。
国の指定文化財!
というと、何か敷居が高く感じますが、有東木の盆踊りを地元でない私たちでも体験できる機会があると聞き、踊り大好きな茶つぼ姉(ちゃつぼね)は即、行って参りました。
盆踊りの本番は、8月14日(火)ですが、これから本番までの毎週末土曜日に練習が行われ、お師匠さん達から直接教えて頂けることになりました。
28日の土曜日は、第一回目の練習日でした。
まずは、「有東木の盆踊り」の特徴を教えて頂きました。
特徴その1
男踊りと女踊りに分かれていて、曲も振りも異なっており、男女が混じって踊ることがない
特徴その2
踊りの最中に、一人の男性がハリガサと呼ばれるトウロウを頭の上に載せて踊る。そのハリガサに向かって先祖が帰ってくる
特徴その3
踊りの最後に送り出しといって、トウロウを先頭に全員が村の辻まで行進し、彩物につけていた 房などを焼いてしまう
とのことです。
では、早速踊りの練習です。
現在伝承している踊りは、男踊り10演目、女踊り15演目です。
練習時間内で、全演目をマスターするのは難しいとの中で、師匠達のセレクトの演目を練習することになりました。
上の写真をご覧頂くと、有東木の盆踊りのもう一つの特徴をご確認して頂けます。
有東木の盆踊りの伴奏は、基本的には、太鼓のみで、踊り手がササラやコキリコといった古い楽器を打ち鳴らしながら踊りそして歌います。
写真は女踊りの「おやま踊り」を練習しているときの写真です。手首のスナップを利かせて、扇子をヒラヒラ・・・なんとも優雅なしぐさです。
この日は、男踊りも教えて頂きました。
こきりこを使っての踊りですが、なんとも、かっこいい!!!
師匠達の踊る姿にうっとりしてしまったのでした。
ところで、なぜ、この有東木の盆踊りが国の重要無形文化財に指定されたのかですが・・・
長くなりましたので続きは、明日、お話しさせて頂きます。
<有東木の盆踊り>
開催時間:
8/14 19:00頃~24:00頃
8/15 19:00頃~24:30頃
場所・会場:
東雲寺
アクセス:
JR静岡駅より自家用車で60分、新東名「新静岡IC」から県道27号線で約40分
TEL:
054-298-2075(有東木芸能保存会 白鳥様)